Friday, January 13, 2012

自転車操業

http://newsmami.blog.fc2.com/blog-entry-631.html
なんかこれ、90年代末から2000年代初めのころにはすでに言われてたはずだよね。
自分自身もこのblogのどこかのエントリで書いた記憶がある。再販制度に胡坐をかいた本の流通システムはもう制度疲労を起こしている、どんどん前のめりになってコケかけてる自転車だ、みたいなことを。
それもここはじめて割と初期に。
それから10年近く、出版(新聞も)社は結局何をしてきたのかな、とか。

紙の本は、これからも、決してなくなることはない。
だけれども、商売・業界としての「書物」は紙だけにとどまることはもうできない。
箱入りハードカバー、新書・文庫、メディアブックに、もう一つ形態が増えるだけのこっちゃねえの?
あ、あれだ。レコードができたときにオーケストラで聴いてた連中が「あんなもんは本当の音楽ではない」といい、カセットテープができたときにオープンリールのテープ使ってた連中が「あんな小さなもんは(以下略)」、CDが出たときに「帯域制限なんてものは(以下略)」、シリコンオーディオ出たときに「(以下略)……

かつてホリエモンが「放送」「マスメディア」について大きなパラダイムシフトが起こりつつある、みたいなことを言ってた(ライブドアによるニッポン放送買収のころだからもうかなり前だね)。あんときも既存の「放送」「マスメディア」側は素っ頓狂な反論をしてた記憶があるけれど、結局webと放送の融合はなし崩し的に進んできた(ただし番組を中途半端なところで切って「続きはwebで」みたいなのは大嫌いだ)。
それと同じことが「読書」という極めて個人的なレベルでも起こってきている。それだけのこと。
だから、出版社のやるべきはとっととこの流れに乗っかってノウハウ積むことだと思うんだけどな。

335: 名刺は切らしておりまして [] 2012/01/09(月) 16:06:05.45 ID:IKDmWKdS
Amazonが編集者を雇って電子書籍作家向けの電子出版社を創設すればok。
紙じゃないと儲からないとか言って、
少しもてめえらのリストラや改革をしないで文句ばっか言ってる版元関係者と縁を切るべきだね。
まるで増税ありきの現内閣と同じ醜態を晒してるしw

んで、Amazon内に設けた特別サイトで電子文学賞を開催。
他の文学賞にあるような方向性とか枚数とか全部取っ払って、マルチに募集。
早大文学部出身とか京都在住とか、そう言うコネ受賞を全て排除。
選考には一般読者もAmazonのIDを使って参加するのと、作家や批評家のみで選考する二種類を実施。
でも「このミス」とか「本屋大賞」みたいのと同じ轍はふまないように。

値段は、装丁まで丁寧に作ったのが700円、
文章のみが500円。
24時間で自動的に消滅するタイプで200円。


↑アマゾンは本当にこういうことやりそうで怖い。アマゾンでなければGoogleが。さもなくばAppleが。
そして本気で日本に攻めてくるとしたら中小出版社や、もしかしたら街の本屋さんさえ巻き込んでくるはず。今まで大出版社に何やっても太刀打ちできなかったり、取次からは歯牙にもかけられなかった書店のなかから、絶対に「転ぶ」ないし積極的に動くところが出てくるよ。


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